出張はいつもの生活とは異なる土地での活動となるため、思わぬトラブルや災害に巻き込まれるリスクも高まります。
仕事に集中するためにも、万が一に備えた準備をしておくことはとても大切です。
ここでは、出張時に持ち歩きたい防災・防犯用品と、安心・安全に過ごすための心がけについてご紹介します。
まず備えたいのは「情報を得る手段」
災害時、最も重要なのは正しい情報を素早く得ることです。出張先での地震や豪雨などに備えて、以下の準備をしておきましょう。
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スマートフォン+モバイルバッテリー
災害時は電力が止まることも。フル充電のモバイルバッテリーを常に携帯し、スマホの電源はこまめに節約しましょう。 -
エリア対応の防災アプリ
各自治体の防災情報や気象庁の警報がリアルタイムで届くアプリをあらかじめインストールしておくと安心です。
最低限の「防災セット」を持参すると安心!
大きなリュックに詰め込む必要はありませんが、以下のようなアイテムは小さなポーチにまとめておくと便利です。
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携帯用浄水器または除菌タブレット
飲み水が確保できない場合に備えて。ホテルでの断水などにも対応できます。 -
アルミブランケット
軽くてかさばらず、寒さ対策にもなる優れもの。 -
携帯トイレ
電車の閉じ込めや断水時の非常用に。 -
非常食(ゼリー飲料・ビスケット等)
1食分程度でもあると、万一の時の安心感が違います。
防犯対策も万全にしておこう
出張先では土地勘がなく、スリや盗難、ホテルでの侵入といった被害に遭いやすい状況があります。以下のような防犯アイテムを活用しましょう。
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ドアアラーム/簡易補助ロック
ホテルの部屋の内側に簡単に設置できるもので、不審者の侵入を防ぎます。 -
防犯ブザー
特に女性の出張者や夜間移動がある場合は必携。人目の少ない場所での護身に有効です。 -
スキミング防止カードケース
海外出張の際は特に、クレジットカードの情報漏洩を防ぐケースを使いましょう。
覚えて起きたい!出張中の心がけ
モノの準備だけでなく、行動面でも安全を意識することが大切です。
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移動ルートの事前確認
万が一の災害時に備え、ホテルから最寄りの避難所や大通り、病院の位置を調べておきましょう。 -
貴重品は分散して管理
財布・現金・カード・パスポートなどは1か所にまとめず、分散させて持つと盗難時の被害を減らせます。 -
チェックイン時の周囲確認
ホテルの部屋に入る前に廊下やドア周辺の安全を確認し、不審な点があればすぐにスタッフに報告を。 -
スーツケースにはネームタグを外付けしない
個人情報の流出防止のため、住所や電話番号などは内側に記載するのがオススメです。
まとめ:仕事に集中するために“備え”は必須
出張中は仕事のパフォーマンスを最大化することが求められますが、その前提には「安心・安全」があります。備えをしておけば、万が一のときにも慌てずに行動でき、周囲への支援にもつながるかもしれません。
災害も防犯も、「まさか」に備えることが最良の対策です。
少しの準備で、大きな安心を得られる——そんな視点を持って、次の出張に臨んでみてはいかがでしょうか。
