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温暖化だけではない

安心・安全な生活のために。温暖化だけではない、ここ数年で起きている環境変化

 

地球温暖化はニュースや学校でも頻繁に取り上げられますが、実はそれ以外にも私たちの暮らしに直結する環境変化が進んでいます。

 

見落としがちなこれらの変化を知っておくことは、安心・安全な生活につながります。

1.ヒートアイランド現象の拡大

 

都市部ではアスファルトやビルが熱をため込み、夜になっても気温が下がりにくい「ヒートアイランド現象」が進んでいます。

エアコンの使用増加や体調不良のリスクにつながるため、都市緑化や屋上の遮熱対策が注目されています。

 

2.花粉の飛散時期・量の変化

 

スギやヒノキなどの花粉は、地球温暖化と森林管理不足の影響で飛散量が増加し、シーズンも長期化する傾向にあります。

地域によっては、花粉症は「春の病気」から「一年を通じて注意が必要な症状」へと変わりつつあります。

 

3.外来生物の定着

 

外来植物や昆虫が国内で増え続けています。

セアカゴケグモやアライグマ、ジャンボタニシなど、在来種や農作物に影響を与えるケースもあり、地域社会での監視や防除が欠かせません。

 

4.マイクロプラスチック問題

 

海や河川で細かく砕けたプラスチックごみが「マイクロプラスチック」となり、魚や鳥が誤って取り込んでしまう問題が広がっています。

私たちが日々使うプラスチック製品が原因となるため、身近なごみ削減やリサイクルの意識が重要です。

 

5.急激な豪雨・雷の増加と備え

 

ここ数年は、台風シーズン以外でもゲリラ豪雨や落雷が頻発しています。わずか数十分の大雨で道路冠水や停電が発生することもあり、従来の「梅雨や台風の時期にだけ注意」では足りません。

 

豪雨への備えとしておすすめの防災グッズ

 

 

  • 防水仕様の非常持ち出し袋:大雨の中でも中身を守れるように準備しておきましょう。
  • 簡易トイレ:トイレが使えなくなった場合や浸水時に必須です。衛生面を守るためにも家族分を備えておくと安心です。
  • 携帯用ライト・ランタン:停電時の安全確保に役立ちます。
  • 携帯ラジオ:スマホが使えないときでも避難情報を受け取れます。
  • レインウェアや長靴:避難中の安全な移動に欠かせません。

まとめ

温暖化そのものだけでなく、都市構造や人間活動、外来種、プラスチックごみ、そして局地的な豪雨など、複数の環境要因が重なり合って私たちの生活に影響を与えています。

 

こうした変化を正しく知り、非常用グッズを備えておくことが「安心で持続可能な暮らし」につながるのです。